1万円金貨の買取価格は?長野五輪や御在位10年など種類別に計算

1万円金貨の買取価格を重さ別に計算するイメージ

当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

額面は1万円なのに、記念の金貨は数十万円で取引されていると聞いて、手元の1枚が気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、1万円金貨の買取価格は「純金の重さ×その日の金価格」でおおよその目安が出せます。日本の1万円金貨は、重さが15.6gのものと20gのものの2つに分かれるんです。

この記事を読めば、手元の金貨がどちらの重さか分かり、今日の目安を自分で計算できるようになります。

金貨を持っている人

財務省が出した1万円の金貨が何枚かあります。額面どおり1万円の値段にしかならないんでしょうか?

案内役

銀行なら額面の1万円ですが、金としての目安はずっと上です。まず種類と重さを確かめてみましょう。

目次

日本の1万円金貨は「15.6g」と「20g」の2つに分かれます

先に結論

財務省の記念貨幣一覧に載っている1万円金貨は、すべて純金です。天皇陛下の御在位・御即位を記念した4種類が20g、それ以外のオリンピックや万博などの金貨が15.6gです。

『種類が多すぎて、どれが手元の金貨か分からない』という声はよく聞きます。実は重さで2つに分けるだけで、計算はぐっと楽になりますよ。

下の表は、財務省の記念貨幣一覧をもとに、1万円金貨を重さごとに並べたものです。販売価格は発行当時の公的な記載です。

20gの1万円金貨(天皇陛下の記念)

金貨の名前年銘直径発行枚数当時の販売価格
天皇陛下御在位10年記念平成11年28.0mm20万枚41,000円
天皇陛下御在位20年記念平成21年28.0mm10万枚80,000円
天皇陛下御在位30年記念平成31年28.0mm5万枚138,000円
天皇陛下御即位記念令和元年28.0mm5万枚140,555円

15.6gの1万円金貨(オリンピック・万博など)

金貨の名前年銘発行枚数当時の販売価格
長野オリンピック冬季競技大会(第1次〜第3次)平成9年・10年各5.5万枚38,000円・38,737円
2002FIFAワールドカップ平成14年10万枚40,000円
2005年日本国際博覧会(愛知万博)平成16年7万枚40,000円
東日本大震災復興事業記念(第一次〜第四次)平成27年1万〜1.4万枚95,000円
東京2020オリンピック・パラリンピック平成30年〜令和2年各4万枚ほか120,000円・122,223円
ラグビーワールドカップ2019平成31年1万枚120,000円
郵便制度150周年・近代通貨制度150周年令和3年各2万枚145,000円
沖縄復帰50周年令和4年2万枚153,500円
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)令和7年3万枚ほか268,000円

15.6gの金貨の直径はどれも26.0mmで、20gの天皇陛下の記念金貨は28.0mmです。手元の金貨の名前が分からない時は、ケースや説明書に書かれた名称と年銘をこの表に当てはめてみてください。

名前が読めない時は、直径とケースの表示を手がかりに

古いケースだと、ラベルがかすれて名前が読めないこともありますよね。そんな時は、直径が26mmか28mmかで、15.6gと20gのどちらかの見当がつきます。

ただ、ケースに入ったまま測るのは難しいものです。無理に取り出すと表面に傷がつくことがあるので、分からなければそのまま店で聞いてしまうのが早いですよ。

店では「このケースの金貨の名前と重さを教えてください」と言えば十分です。査定の前に種類を確かめてくれます。

全種類の早見表は日本の記念金貨一覧にまとめています。

「御在位60年の1万円金貨」はある?

『天皇在位60年記念の一万円金貨を持っている』という相談もときどき見かけます。ただ、財務省の一覧の純金貨幣を見ると、御在位60年の金貨は10万円金貨だけです。

御在位60年の1万円の記念貨幣をお持ちなら、金貨ではない可能性が高いんです。額面が10万円で重さ20gなら、それは10万円金貨のほうですよ。

御在位60年の10万円金貨の計算は天皇在位60年記念金貨の買取価格で詳しく扱っています。

1万円金貨の価値はいくら?重さ別に計算してみましょう

計算のしかた

金の重さだけで見た目安は「純金の重さ×金の買取価格」で出せます。2026年10月20日17:00に田中貴金属工業が公表した金の店頭買取価格は22,773円/g(税込)でした。

この金額は記事執筆日時点の参考値です。金地金(インゴット)の価格なので、1万円金貨の買取価格そのものではありません。

それでも、店で提示された値段が高いのか低いのかを考える物差しにはなります。

重さ該当する1万円金貨22,773円/g×重さ額面との比較
20g御在位10年・20年・30年、令和の御即位455,460円額面の約45倍
15.6g長野五輪・FIFA・万博・復興・東京2020など約355,259円額面の約35倍

1万円金貨の価値は、額面を大きく上回っているのが分かりますよね。同じ時刻の金の店頭小売価格は23,322円/gで、買う時と売る時では1gあたり549円の差があります。

1万円金貨を15.6gと20gに分けて買取価格の目安を計算した図解

枚数があるなら、重さを足してから掛けます

例えば長野五輪の金貨を3枚と、御在位10年の金貨を1枚持っている場合を考えてみます。

純金は15.6g×3枚+20g×1枚で66.8gです。22,773円/gを掛けると、金の重さだけで見た目安は約1,521,236円になります。

『枚数が多いと計算が面倒』と思ったら、重さを先に合計するのがコツなんです。

当時の販売価格と比べると

1万円金貨の多くは、銀行で引き換えたのではなく販売で手に入れたものです。いくらで買ったかと、今の目安を並べてみると違いがよく見えます。

金貨当時の販売価格金の重さだけで見た目安
長野五輪(第1次)38,000円約355,259円
御在位10年41,000円455,460円
東京2020(第一次)120,000円約355,259円
御在位30年138,000円455,460円
大阪・関西万博268,000円約355,259円

古い金貨ほど販売価格が安く、今の金の目安との差は大きくなります。新しい金貨は販売価格に製造費などが含まれていて、元の値段との差は小さめです。

金貨を持っている人

東京2020の金貨を12万円で買いました。この先もっと上がりますか?

案内役

この先の値動きは誰にも分かりません。今日の計算なら金の目安は約355,259円なので、売るかどうかは今の金額で考えてみましょう。

店の参考価格は1万円金貨でどれくらい違う?

ここが大事なところです

1万円金貨の相場は、店によってかなり幅があります。同じ日に更新された価格表でも、1gあたりに直すと7,000円以上の差が出ることも。店ごとに単価や評価の基準が違うと考えておきましょう。

2026年10月20日に各店の公式サイトで確認した価格表から、1万円金貨の金額を拾いました。並び順は順位ではありません。

金貨買取大吉(10月20日更新)大黒屋(10月20日更新)買取のまる福(10月20日)
御在位10年(20g)595,200円421,000円436,600円
御在位20年(20g)未確認421,000円436,600円
御在位30年(20g)未確認未確認436,600円
令和の御即位(20g)未確認421,000円未確認
長野五輪(15.6g)457,500円322,000円未確認
愛知万博(15.6g)464,200円322,000円340,500円
東京2020(15.6g)457,500円322,000円340,500円

「未確認」は、その店の価格表でこの記事が確認できなかったものです。まる福の金額は、公式では「436.600円」のようにピリオド区切りで書かれています。

買取大吉の御在位10年の595,200円は、公式の表記のままです。同じ表の御在位60年10万円金貨と同じ金額で載っています。

1gあたりに直すと、見方の違いがはっきりします

店と金貨1枚の金額1gあたり
買取大吉・御在位10年595,200円29,760円
大黒屋・御在位10年421,000円21,050円
まる福・御在位10年436,600円21,830円
買取大吉・愛知万博464,200円約29,756円
大黒屋・愛知万博322,000円約20,641円
まる福・愛知万博340,500円約21,827円

金の公表価格22,773円/gより上で見ている店もあれば、少し下で見ている店もあります。どちらが正しいという話ではありません。

金貨買取本舗の一般用の価格表も見ておきます。御在位10年・20年の1万円金貨が399,640円、長野五輪の第3次が325,980円でした(同ページの金価格は2026年10月20日現在)。御在位30年と令和の御即位は「お問い合わせください」と書かれています。

補足

買取大吉の表には「上記の金額は参考価格です。買取金額を保証するものではございません」と書かれています。どの店の金額も、実物を見たうえで変わることがあります。

店ごとの差の考え方は10万円金貨の買取価格は店でどれくらい違う?でも紹介しています。

ケースやセット付きの1万円金貨はどう見られる?

金貨を持っている人

御在位10年の金貨が、500円玉と一緒のセットに入ったままです。ばらして売った方がいいですか?

案内役

ばらさずに、そのまま持って行くのがおすすめです。セットのまま値段を出している店もあるんですよ。

1万円金貨は、銀貨や白銅貨とのセットや、プルーフ貨幣セットとして売られたものが少なくありません。店の価格表にも、セット名のまま載っているものがあります。

例えば買取まねきやの実績には「天皇陛下御在位10年記念 1万円金貨 500円白銅貨セット 463,000円」のような書き方があります。これは2024年6月時点の金額なので、今の価格ではありません。

査定に出す前のチェック
  • セットのケースや箱は開けずにそのまま持って行く
  • 説明書や証明書など、付属品をそろえておく
  • 金貨の表面を布で拭いたり磨いたりしない
  • ケースから出ている金貨は布でくるんで、こすれないようにする

大黒屋は高価買取のポイントに、ブリスターパック入りやプルーフコインセットで付属品がそろっている状態を挙げています。一方で「開封品でも記念金貨は高額買取」とも書いています。

ケースや付属品が無くても、売れないわけではないんです。ただ、あるものは全部そろえて出したほうが、話がスムーズに進みます。

セットの扱いは記念硬貨セットに入った金貨の買取で、セットのまま売るか分けるかを詳しく見ています。

銀行で1万円に替えるのと、売るのとどちらがいい?

買取店に売る
  • 提示額は金価格と店の基準で決まる
  • 20gなら金の目安は455,460円(10月20日)
  • 店ごとに金額の差がある
銀行で額面に引き換える
  • 受け取るのは額面の10,000円
  • 金価格が動いても金額は変わらない
  • 民間の窓口の手数料は事前に確認

1万円金貨も法定通貨なので、銀行などの窓口で通常のお金と引き換えられます。財務省は、記念貨幣は通常の貨幣と同じように使えるとしたうえで、使う時は金融機関の窓口で引き換えるよう案内しています。

『お金なんだから銀行で替えるのが普通では?』と思いますよね。ただ、1万円金貨では額面と金の目安の差がとても大きいんです。

例えば15.6gの金貨1枚を銀行で替えると1万円です。金の重さだけで見た目安は約355,259円なので、額面で替える理由はほとんど見当たりません。

1万円金貨を銀行で額面に替える場合と買取に出す場合を比べた図解

1万円金貨についてのよくある相談

Yahoo!知恵袋には、1万円金貨を持っている方からの相談がよく出ています。似た状況の方は参考にしてみてください。

相談1 財務省発行の1万円金貨って、価値はどれくらい?

額面が1万円の金貨の価値を知りたい、という相談です。

答えは、重さで見るのがいちばん早いです。20gなら455,460円、15.6gなら約355,259円が、2026年10月20日17:00の田中貴金属の公表価格で見た金の目安です。

相談2 20gの10万円金貨と1万円金貨、どちらの価値が高い?

同じ20gなら、10万円金貨と1万円金貨のどちらが上かという相談です。

金の重さで見れば、どちらも純金20gなので目安は同じ455,460円です。実際、大黒屋やまる福の価格表では、御在位60年の10万円金貨と御在位10年の1万円金貨が同じ金額で並んでいました。

『額面が10倍違うのに?』と驚きますよね。いまは額面より金の重さで値段が決まる場面がほとんどなんです。

相談3 一万円の記念硬貨を高く売りたい。金券ショップがいい?

記念硬貨の一万円を高く売りたくて、金券ショップを考えているという相談です。

金券ショップによっては額面に近い金額での扱いになることもあり、1万円金貨の金としての価値が反映されるとは限りません。金貨の価格表を出している貴金属や記念金貨の買取店で、重さを踏まえた金額を聞いてみてください。

金券ショップとの違いは10万円金貨は金券ショップで売れる?で詳しく扱っています。

相談4 FIFAワールドカップの1万円金貨と千円銀貨のセットを手放したい

2002FIFAワールドカップの1万円金貨と千円銀貨を持っていて、手放したいという相談です。

FIFAワールドカップの1万円金貨は平成14年銘の純金15.6gで、当時の販売価格は40,000円でした。金の重さだけで見た目安は、2026年10月20日の計算で約355,259円です。

大黒屋の2026年10月20日更新の価格表では、FIFAワールドカップ記念の1万円金貨は322,000円でした。まねきやの実績には「1万円金貨1000円銀貨セット 375,000円」とありますが、こちらは2024年6月時点の金額です。

セットで持っているなら、ばらさずにそのまま査定に出してみてください。店によってはセットの形で値段を見てくれます。

1万円金貨を売る時の流れ

1万円金貨を売るまでの手順
  1. ケースや説明書で、金貨の名前と年銘を確かめる
  2. 15.6gか20gかを表で確認し、22,773円/g×重さ×枚数で目安を出す
  3. ケース・箱・証明書など、付属品をそろえる
  4. 運転免許証などの本人確認書類を用意する
  5. 店頭・出張・LINE査定など、行きやすい方法で査定を受ける
  6. 提示額と自分で出した目安を見比べてから決める

査定の場では「この金貨は1gあたりいくらで見ていますか」と聞いてみてください。提示額の理由が分かると、ほかの店と比べやすくなります。

天皇陛下の記念金貨のように、店によって価格表に載っていない種類もあります。その時は「この金貨の価格表はありますか」と聞くと話が早いですよ。

実際に査定を受けてみるなら、近くに店舗がある買取店から試すのも一つの方法です。

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記念金貨の査定額を確かめる

10万円金貨・5万円金貨・1万円金貨は、ケースから出したものや傷があるものも査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

例えばおたからやは、店舗数2,080店舗以上(2026年10月時点・公式)で、店頭・出張・LINE査定などから選べます。査定料・鑑定料は無料と公式に書かれています。

種類ごとの詳しい記事

1万円金貨の種類ごとに、計算や売り方を分けて紹介しています。

10万円金貨も含めた売り方全体は、10万円金貨の買取ガイドにまとめています。

よくある質問

1万円金貨の値段は、毎日変わりますか?

変わります。店の提示額は金価格をもとに決まることが多く、金価格は日々動いています。売る日の朝に、金の公表価格と店の価格表を見直してみてください。

天皇の記念の1万円金貨を売買しても問題ありませんか?

記念金貨は法定通貨ですが、買取店での売買はふつうに行われています。売る時は本人確認書類の提示を求められることが多いので、身分証を持って行きましょう。

一万円の金貨幣の価値は、額面の1万円を下回ることはありますか?

銀行で額面の1万円と引き換える道があるので、受け取れる金額が1万円を下回る心配は小さいです。いまは金の目安が額面を大きく上回っています。

ケースから出してしまった1万円金貨も売れますか?

売れます。大黒屋は「開封品でも記念金貨は高額買取」と書いています。ケースが無い金貨は布でくるみ、こすれないようにして持って行きましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 日本の1万円金貨は、天皇陛下の記念4種類が20g、それ以外が15.6g
  • 2026年10月20日17:00の公表価格なら、20gで455,460円、15.6gで約355,259円が金の目安
  • 店の参考価格は1gあたりに直すと大きな幅がある
  • セットやケースはばらさず、付属品ごと査定に出す
  • 銀行なら額面の1万円なので、先に買取の金額を聞いて比べる
10万円金貨買取.jp

10万円金貨買取.jp 編集部

昭和天皇御在位60年・天皇陛下御即位の10万円金貨、皇太子殿下御成婚の5万円金貨、1万円金貨など、日本の記念金貨を納得して手放すために、金貨の見分け方・相場の計算・銀行と買取の違い・売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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