当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
押し入れや実家の金庫から10万円金貨が出てきて、『で、これはどこで売るのが正解なの?』と手が止まっている方も多いですよね。
10万円金貨って、どこで売ればいいんでしょう。銀行、質屋、ネットのフリマ…選択肢が多すぎて分かりません。
売り先ごとに「受け取れる金額の決まり方」がまったく違うんです。そこさえ分かれば、選ぶのはそんなに難しくありませんよ。
結論から言うと、10万円金貨をどこで売るか迷ったら、まず金の重さで値段を出してくれる買取店で査定を受け、銀行の額面と比べて決めるのがいちばん分かりやすい方法です。
ここでは6つの売り先を並べて、それぞれ向いている人と、持って行く前の準備をお話しします。
10万円金貨を売れる場所は大きく6つあります
売り先は「貴金属の買取店」「金貨・古銭の専門店」「質屋」「金券ショップ」「フリマ・オークション」「銀行」の6つです。金額の決まり方で分けると、金の重さで決まる店と、額面で決まる銀行の2つに分かれます。
10万円金貨は、昭和61・62年の天皇陛下御在位60年記念(純金20g)と、平成2年の天皇陛下御即位記念(純金30g)の2種類があります。
どちらも法律で決められた日本のお金なので、銀行に持って行けば額面の10万円と引き換えられます。
一方で、金でできているので、買取店では「金の重さ×その日の金の単価」をもとに値段が付きます。
同じ1枚でも、どこへ持って行くかで受け取る金額の考え方が変わるんです。
6つの売り先を一度に比べてみます
| 売り先 | 金額の決まり方 | 現金化の早さ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 貴金属の買取店 | 金の重さと店の単価・評価 | 店頭ならその日のうちが多い | 初めて売る人・近くで済ませたい人 |
| 金貨・古銭の専門店 | 金の重さに加え、ケースや付属品の評価 | 店頭・宅配など店による | 付属品がそろっている人 |
| 質屋 | 店の査定(買取か質入れかを選ぶ) | 店頭でその日のうち | 手放すか迷っている人 |
| 金券ショップ | 店ごとの基準(額面寄りの店もある) | 店頭でその日のうち | 近くに他の店がない人 |
| フリマ・オークション | 買い手が付けた値段 | 売れて入金されるまで | 発送や取引に慣れている人 |
| 銀行・日本銀行 | 額面どおり | 窓口で引き換え | 金額より手続きの安心を優先する人 |
表を見ると分かるとおり、受取額の差がいちばん大きく出るのは「額面で決まる銀行」と「金の重さで決まる店」の間です。
ここが大事なところなので、次の章で具体的な数字で比べてみますね。
銀行の額面と買取店の金額はどれくらい違う?
銀行なら確実に10万円もらえるんですよね?それで十分な気もするんですが…。
確実なのはその通りです。ただ、今は金としての目安が額面をかなり上回っているので、一度だけ買取の金額も聞いてから決めてほしいんです。
銀行での両替は、金貨を「10万円というお金」として扱う手続きです。金価格が上がっても下がっても、受け取る額は額面のままです。
これに対して買取店は、金貨を「金のかたまり」として見ます。
平成2年の御即位記念(純金30g)で計算してみます
田中貴金属工業が2026年10月20日17:00に公表した金の店頭買取価格は、1gあたり22,773円(税込)でした。
これを30gの御即位記念10万円金貨に当てはめると、22,773円×30g=683,190円です。
| 売り先の考え方 | 1枚の金額 | 計算のもと |
|---|---|---|
| 銀行で額面と引き換え | 100,000円 | 額面 |
| 金の重さで見た目安 | 683,190円 | 22,773円/g×30g |
| 差 | 583,190円 | 683,190円から100,000円を引いた額 |
この683,190円は、記事執筆日時点の金地金の価格をもとにした参考値です。記念金貨の買取価格そのものではありません。
実際の提示額は、店ごとの単価や評価で上下します。それでも、額面の10万円とは桁がひとつ違うことは分かりますよね。

同じ公表価格で計算すると、22,773円×20g=455,460円です。こちらも額面の10万円を大きく上回ります。
銀行で引き換えるのが悪いわけではありません。ただ、差を知らないまま両替してしまうと、あとで知った時に悔しい思いをするかもしれません。
両替を考えている方は銀行の換金と買取のどちらが得かを比べた記事も参考にしてみてください。
売り先ごとの向き不向きを一つずつ見ていきます
『結局どこも同じでは?』と思うかもしれません。実は、手間や安心感まで含めると、それぞれ得意なことが違うんです。
貴金属の買取店
金やプラチナの買取を広く扱うお店です。駅前や商業施設の中にあることが多く、思い立った日に持って行きやすいのが強みです。
金貨は金の重さをもとに査定され、ケースや付属品の有無を見てもらえる店もあります。
- 近くに店があれば当日中に相談できる
- 金の重さを基準にした説明を受けやすい
- 査定だけで帰っても大丈夫な店が多い
- 1枚の単価の付け方は店ごとに違う
- 出張で来てもらう時はルールを知っておく
- 混む日は待ち時間が出ることもある
金貨・古銭の専門店
記念硬貨や古銭を専門に扱うお店です。ブリスターパックやプルーフ貨幣セットのように、付属品がそろった状態を評価する価格表を出している店もあります。
ケースや説明書がきれいに残っているなら、専門店の価格表も一度見ておくと比べやすくなります。
詳しくは金貨・古銭の専門店の価格表の見方でまとめています。
質屋
質屋では、買い取ってもらう「買取」と、品物を預けてお金を借りる「質入れ」を選べます。
『手放すかどうか、まだ決めきれない』という方には、質入れという選択肢があること自体が助けになるはずです。
ただ、質入れは借りたお金を返す期限があります。仕組みは質屋で売る・預ける時の違いで確かめてみてください。
金券ショップ
商品券や切手と一緒に、記念硬貨を扱う金券ショップもあります。
扱いや値段の付け方は店ごとにまちまちです。金の重さで見る店か、額面に近い扱いの店かを、査定の前に聞いておくと安心です。
違いは金券ショップと貴金属買取の違いで詳しくお話ししています。
フリマ・オークション
自分で値段を決めて出品できるのが魅力です。
その一方で、写真の撮影や説明文、梱包と発送、買い手とのやり取りまで全部自分で行います。高額な品なので、取引に慣れていない方には負担が大きいかもしれません。
手数料や送料を引いた手取りで比べるのがコツです。詳しくはフリマ・オークションで売るべきかの記事で比べています。
銀行・日本銀行
記念金貨は、財務省や日本銀行の説明どおり、金融機関の窓口で額面と引き換えられます。
日本銀行の本店・支店でも、記念貨の引き換えを受け付けています。受付は月曜から金曜の9:00〜15:00(祝日・12月31日〜1月3日を除く)で、事前の予約をお願いしていると案内されています。郵送での引き換えは行っていません(日本銀行「損傷したお金の引換え窓口」)。
金の公表価格でおなじみの田中貴金属工業は、RE:TANAKAの「お買取りできないもの」に「円表記のある法定通貨」を挙げています。10万円金貨を名指しした記述はありませんが、価格の物差しとして使い、売り先は別に探すのが現実的です。
よくある相談:一番高く買ってくれるのはどこ?
知恵袋でも、どこで売るかの相談はとても多く寄せられています。よく見かける3つの相談に答えますね。
相談1「一番高く売れる店はどこ?」
いくつかの買取店の名前を挙げて『どこが一番高く買ってくれますか』という相談です。
結論から言うと、どの店が一番高いかは日によっても金貨の状態によっても変わります。決まった答えはありません。
実際、2026年10月20日更新の公表例では、御即位記念10万円金貨1枚の参考価格が、買取大吉で892,800円、大黒屋で644,000円でした。店ごとに単価や評価の基準が違うんです。
1gあたりに直すと、892,800円÷30g=29,760円、644,000円÷30g≒21,467円になります。
だからこそ、1店だけで決めず、2〜3店で同じ条件の金額を聞くのがおすすめです。比べ方は大手の買取店を公式情報で比べた記事にまとめています。
相談2「古銭や記念硬貨がたくさんあって、生活費の足しにしたい」
金貨だけでなく、銀貨や白銅貨もまとめて現金にしたいという相談です。
ここで知っておきたいのは、金貨とそれ以外では値段の付き方が違うことです。金貨は金の重さで見られますが、銀貨や白銅貨は同じようにはいきません。
全部をひとまとめにすると、金貨の金額が見えにくくなります。金貨は金貨で、1枚ずつの金額を出してもらいましょう。
店ではこんなふうに伝えるとスムーズです。
「金貨と、それ以外の記念硬貨を分けて金額を出してもらえますか?金貨は1枚ずつの金額も知りたいです」
生活費が目的なら、全部を一度に売らなくても大丈夫です。必要な分だけ金貨を売り、残りは手元に置いておく選び方もあります。何枚を売るかの考え方は複数枚をまとめて売る時の判断でまとめています。
相談3「田中貴金属と大手の買取店、どちらが安全?」
公表価格で名前を知っている会社に持ち込みたい、という気持ちはよく分かります。
ただ、先ほどの通り、田中貴金属のRE:TANAKAは円表記のある法定通貨を買取できないものに挙げています。
安心して売るために大事なのは、会社の知名度より、査定の中身をきちんと説明してくれるかどうかです。
- 1枚ずつの金額を言ってくれる
- 金の重さとその日の単価の関係を説明してくれる
- 査定料やキャンセル料がかからないか答えてくれる
- 金額に納得できない時に持ち帰れる
どこで売るか迷った時の決め方
『結局、自分はどこに持って行けばいいの?』という方のために、状況別の目安を表にしました。
| あなたの状況 | まず検討したい売り先 |
|---|---|
| 今日か明日には現金にしたい | 近くの貴金属の買取店(店頭) |
| 外出が難しい・枚数が多い | 出張買取(自分で依頼する) |
| ケースや説明書がそろっている | 金貨・古銭の専門店も比べる |
| 手放すかまだ迷っている | 質屋の質入れ、または持ち続ける |
| 金額より手続きの分かりやすさを優先 | 銀行で額面と引き換え |
| 出品や発送に慣れている | フリマ・オークションも候補に |
迷った時は「近くの買取店で査定を受け、金額を聞いてから決める」で大きく外れることはありません。査定だけなら費用がかからない店が多く、その場で売らなくても大丈夫です。

ケースで考えてみます
親の遺品から、御在位60年の10万円金貨が3枚出てきた人の場合を考えてみましょう。
銀行で引き換えると、額面どおり100,000円×3枚=300,000円です。
金の重さで見ると、22,773円×20g×3枚=1,366,380円になります(2026年10月20日17:00の田中貴金属の公表価格で計算した参考値)。
| 3枚をどうするか | 受け取る金額の考え方 | 1枚あたり |
|---|---|---|
| 銀行で引き換える | 300,000円 | 100,000円 |
| 金の重さで見た目安 | 1,366,380円 | 455,460円 |
3枚あると、差は100万円を超えます。『どこで売っても大差ないだろう』と思っていた方ほど、驚く数字ではないでしょうか。
こういう時は、まず近くの買取店で3枚の金額を1枚ずつ出してもらうのが近道です。遺品の場合は、家族と相談してから売るかどうかを決める時間をとっても大丈夫ですよ。
遺品の進め方は遺品から出てきた10万円金貨を売る流れでもお話ししています。
1万円金貨や5万円金貨が一緒に出てきた時
10万円金貨と一緒に、皇太子殿下御成婚の5万円金貨(純金18g)や、長野五輪などの1万円金貨(純金15.6g)が出てくることもありますよね。
これらも純金なので、売り先の考え方は10万円金貨と同じです。額面より、金の重さで見た目安のほうが大きくなります。
| 金貨 | 純金の重さ | 額面 | 金の重さで見た目安 |
|---|---|---|---|
| 皇太子殿下御成婚記念 | 18.0g | 50,000円 | 409,914円 |
| 長野五輪などの1万円金貨 | 15.6g | 10,000円 | 約355,259円 |
どれも2026年10月20日17:00の公表価格22,773円/gで計算した参考値です。種類が混ざっている時は、店で1種類ずつ金額を分けて言ってもらいましょう。
記念金貨の買取業者に持って行く前の準備
- 金貨の種類(御在位60年か御即位か)と枚数をメモする
- ケース・箱・説明書など付属品を集める
- 当日の金の公表価格を見て、重さ×単価で目安を出しておく
- 本人確認書類を用意する
- 査定料・手数料・キャンセル料を電話で聞いておく
金貨を磨いたり、ケースから出して拭いたりするのはやめておきましょう。大黒屋の公式ページでも、布で拭いただけで擦りキズがつくほど繊細だと説明されています。
本人確認書類については記念金貨の買取の本人確認でまとめています。
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記念金貨の査定額を確かめる
10万円金貨・5万円金貨・1万円金貨は、ケースから出したものや傷があるものも査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
出張買取とフリマで気をつけたいこと
足が悪い母の代わりに売るので、家に来てもらえると助かるんですが、出張って大丈夫でしょうか?
自分から依頼した出張買取なら、便利な方法ですよ。家で売った時のルールも知っておくと、落ち着いて対応できます。
自宅などお店以外の場所で品物を買い取る取引は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。
消費者庁の説明では、法定の書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフができます。その間は品物の引き渡しを断ることもできます(消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」)。
また、頼んでいないのに家に来て買取を勧めることは禁止されています。
- 依頼していない業者から突然電話や訪問があった
- 金貨以外の貴金属も見せてほしいと言われた
- 書面を渡されないまま品物を持っていこうとする
困った時は、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターを案内してもらえます。出張の流れは出張買取のルールと対策でも詳しくお話ししています。
フリマ・オークションで売る時の注意
フリマやオークションでは、相手の顔が見えません。高額な品なので、発送中の破損や、届いた後のやり取りで時間がかかることもあります。
また、偽物を心配する買い手からの質問に答える必要も出てきます。自分で本物かどうかを説明するのは、思った以上に大変なんです。
その点、買取店ならお店が品物を見て判断してくれます。初めて売る方は、まずお店の査定額を基準として持っておくと安心ですよ。
よくある質問
10万円金貨はどこで売るのがいちばん高いですか?
店ごとに単価や評価の基準が違うので、決まった答えはありません。2〜3店で1枚ずつの金額を聞いて比べるのがおすすめです。
銀行で両替すると損ですか?
銀行で受け取るのは額面の10万円です。2026年10月20日の公表価格では、金としての目安が額面を大きく上回っているので、両替の前に買取の金額も聞いてみてください。
近くに買取店がない時はどうすればいいですか?
自分から依頼する出張買取や、店によっては宅配・LINE査定などの方法があります。宅配の対象になるかは店ごとに確かめましょう。
記念金貨の買取店で査定だけ受けて帰ってもいいですか?
査定だけで帰れる店は多くあります。不安なら、査定の前に「今日は金額を聞くだけでも大丈夫ですか」と聞いておくと気持ちが楽です。
ケースから出してしまった10万円金貨でも売れますか?
売れます。おたからやの公式FAQでは、プラスチックの保護ケースから取り出した御即位金貨でも買取できると案内しています。ケースの扱いは店で違うので、査定の時に聞いてみてください。
まとめ
- 10万円金貨の売り先は買取店・専門店・質屋・金券ショップ・フリマ・銀行の6つ
- 銀行は額面どおり、買取店は金の重さと店の単価で金額が決まる
- 30gの御即位記念なら、金の重さで見た目安は683,190円(2026年10月20日17:00公表の価格で計算)
- 迷ったら近くの買取店で査定を受け、2〜3店で比べてから決める
- 出張買取は自分から依頼し、訪問購入のルールを知っておく
全体の流れは10万円金貨の買取ガイドにまとめています。売る店を選ぶ時の見方は買取店の選び方も読んでみてください。







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